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日々の癒し

音楽と人のぬくもりにふれる午後—イテナカフェ ジャズコンサート

kirishima

地域密着の無料ジャズ会場で味わう、大人の午後の贅沢時間
2025年4月19日(土)、大阪・北田辺集会所で開かれた「イテナカフェ ジャズコンサート」に行ってきました。

はるばると和歌山から駆けつけた甲斐がありました。

吉川さんのジャズコンサートは久しぶりやなぁと思いました。
入場無料&投げ銭スタイルのこのイベントは、50代〜70代を中心に穏やかな大人の空間です。
吉川裕之さん(クラリネット)・廣田昌代さん(コントラバス)・尾崎義康さん(ピアノ)のトリオが織りなす温かな音色に、思わず心がほどけるひとときでした。

イテナカフェ ジャズコンサート 〜大人の午後にぴったりの音楽時間〜

春のやさしい日差しに包まれた午後、私は大阪・東住吉区の北田辺集会所で開催された「イテナカフェ ジャズコンサート」に行ってきました。
今回のテーマは“トラディショナルジャズトリオの響きをやすらぎの空間で”その名の通り、どこか懐かしく、心に染みわたるような音楽の時間でした。


出演者紹介 〜音楽人生がにじむ3人の実力派〜

クラリネット:吉川 裕之さん
1970年、日本万博の年にジャズクラリネット奏者として音楽人生をスタート。
アメリカのニューオーリンズで本格的に活動され、帰国後は「South Side Jazz Band」などで活躍。
現在も多くの若手演奏家の育成やイベントプロデュースにも取り組まれているそうです。
クラリネットの音色には、その長い経験と深い情熱が感じられました。

ピアノ:尾崎 善康さん
1954年三重県生まれ。京都外大(軽音楽部)所属卒業。
独特のリズム感と軽やかなタッチで、時に繊細に、時に力強く音を紡ぎます。
世界各地のジャズフェスにも出演し、本場「ニューオリンズ」名誉市民の称号を持つ実力派です。

コントラバス:廣田 昌代さん
大阪府堺市出身。10代でベースを始め、ジャズとクラシックの両方を修めた演奏家。
民族音楽やジャズの伝統を織り交ぜながら、時にアルコ(弓弾き)も使って多彩な表現をされます。
落ち着いた姿勢のなかに、芯のある音が響きました。


コンサートの様子と雰囲気

この日の開演は15:00。開場からすでに会場には多くの方が集まり、50代〜70代を中心にした大人の観客で穏やかな熱気がありました。

演奏が始まると、空間がふっと柔らかく変わります。
吉川さんのクラリネットが優しく旋律を奏でると、尾崎さんのピアノがそれに寄り添い、廣田さんのベースがゆるやかに支える…。
一音ごとに丁寧に紡がれる音楽に、気がつけば心がほぐれていました。

美味しいコーヒーとお菓子のサービスもあり、観客は音楽とともにくつろぎのひとときを楽しんでいました。


投げ銭スタイルのあたたかさ

このコンサートは入場無料・申込不要
その代わり、会場には演奏者への感謝の気持ちを込めた投げ銭箱が設置されており、多くの方が静かに協力されていたのが印象的でした。
こうしたスタイルは、演奏者と観客の距離をより近づけてくれますね。


ちょっとだけ気になったこと

一点だけ…座席が少し硬めで、長時間座っていると腰にきました(笑)。
次回はクッションを持参すると、さらに快適に過ごせそうです。


最後に:また聴きたくなる場所

「イテナカフェ ジャズコンサート」は、音楽好きの大人が気軽に集まれる、とても素敵な場所でした。
演奏の質の高さはもちろん、演奏者の人柄、会場の温かさも含めて、心からリフレッシュできる空間です。

次回もぜひ参加したい。そんなふうに思わせてくれる午後のひとときでした。

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霧島@山好き
霧島@山好き
無位無官の隠居暮らし
こんにちは、ブログ「やまのこゑ、いにしえの道」へようこそ。 昔から歴史が好きで、とくに人物の生きざまや、史実の裏にある知られざる物語に惹かれてきました。 このブログでは、そんな歴史の記憶をたどりながら、実際にゆかりの地を歩いて感じたことを綴っています。 時には山の中の城跡へ、時には町に残る史跡へ。 旅はあくまで、歴史に近づくための手段です。 一緒に「歴史の声」に耳を傾けていただけたら嬉しいです。
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